文章にも“接客マナー”がある
個人サロンオーナーの多くは、
最近ではLINEでお客様と
予約のやり取りをする機会が増えています。
ちょっとした連絡が簡単にできて、
とても便利ですよね。
でも、高単価サービスを提供している方や、
講座を運営しているセラピスト・講師の場合、
お客様とのやり取りは
メールに移行していく傾向があります。
たとえば、
✔️セミナーや個別相談の予約確定
✔️講座の案内や受講日程の調整
✔️契約やお支払いに関する確認
これらはすべて、
「文章」で信頼を築く瞬間です。
けれども、ビジネスメールのマナーや、
読みやすい文章の整え方を知らないまま
対応してしまうと、
どんなに想いを込めても、
「なんだか読みにくい」
「ちょっと雑かも…」
という印象を与えてしまいます。
それはとてももったいないこと。
だからこそ、セラピストにこそ必要なのが
“ライティングのおもてなし”。
相手が迷わず読めて、
心地よく受け取れる文章を書くこと。
それが、信頼を積み重ねる発信の第一歩です。
セラピストとしての文章にも
「見た目の心配り」を
セラピストとして発信する文章には、
読んだ人が
「気持ちよく
読み進められるかどうか」
が大切です。
いくら内容が素晴らしくても、
文字がぎゅっと詰まっていたり、
改行が少なかったりすると、
開いた瞬間に
「読むのが大変そう…」
と感じてしまいます。
私のところに届く提出文を見ていても、
一生懸命書かれているのに、
見た目の印象で損をしている文章
が多いのです。
文章の読みやすさは、
内容と同じくらい重要。
パッと開いた瞬間に
「読みたい！」
と思ってもらえるかどうか。
それが、
これからの発信に欠かせない
“ライティングのおもてなし”です。
読みにくい文章は
「読みたい！」と思われない文章
どんなに想いを込めても、
読んでもらえなければ意味がありません。
「文字が密集している」
「改行がない」
「余白がない」
それだけで、
人は無意識に読むのをやめてしまいます。
人はまず「内容」ではなく、
パッと見た印象で“読むかどうか”
を判断します。
だからこそ、
最初に整えるべきは文章のデザイン。
行間や改行、余白は、
読む人が「心地よく読めそう」と感じる
“読みたくなる空気感”を作ります。
🖥️ パソコンで見た場合
例：悪い書き方（PCで見た場合）
こんにちは。昨日はありがとうございました。今日も1日よろしくお願いします。さて、昨日お伝えした内容についてもう一度まとめましたのでご確認ください。
〜（以下ぎっしり文章）〜
📱 スマホで見た場合
（文字がさらに圧縮されて、
読む気がなくなる見た目）
例：悪い書き方（スマホで見た場合）
文字が詰まって見づらい・改行なし・
スクロールが長い状態の見た目を
スクリーンショットで表現。
見やすい文章にする３つの基本
行間を空ける
改行せずに文字がぎっしり詰まっていると、
スマホでは特に読みにくくなります。
1〜2行書いたら1行空けるだけで、
印象が一気に軽くなります。
行間は、読む人が呼吸できる
“余白”です。
改行を意識する
ひとつの文が長すぎると、
読む人は途中で疲れてしまいます。
伝えたいことごとに
文を切って改行することで、
テンポよく読めるようになります。
“リズムで読ませる”のが、
現代の読みやすい文章です。
スマホでの見え方を意識する
今は多くの人がスマホで文章を読みます。
だからこそ、
✔️段落を短くする
✔️3〜4行以内で改行を入れる
✔️絵文字や記号を適度に使う
（😊✨など）
といった工夫が大切です。
「スマホで読んでも見やすい文章」は、
それだけで優しい印象を与えます。
行間に“やさしさ”を込めるだけで、
伝わり方が変わる
行間や改行は、
ただのレイアウトではありません。
それは、読む人が
「心地よく読めるように」
という思いやりの形です。
文章の“見た目”を整えることで、
「ちゃんと読んでみよう」
と思ってもらえる。
その第一印象が、
発信の伝わり方を大きく左右します。
見やすさは「気づかい」のあらわれ
文章の書き方ひとつで、
あなたの印象や信頼度は大きく変わります。
言葉だけでなく、
「どう見えるか」
「どう感じるか」
という見た目の心配りも、
立派なセラピストマナーの一部です。
サロンでの笑顔や姿勢が
接客の印象を決めるように、
文章の整え方も、
あなたの在り方を映します。
まとめ
文章は“見た目”で読まれ、
“リズム”で伝わります。
行間
改行
見やすさ
その３つを整えることが、
セラピストとしての発信の第一歩です。
読む人を思いやること。
それこそが、
あなたのライティングに宿る
“おもてなしの心”です。
私たちセラピストにとって、
接客はサロンの中だけで
完結するものではありません。
メールやメッセージ、ブログ、メルマガ
すべてが
「あなたという人を
感じてもらう接点」
になります。
どんなにオンラインが主流になっても、
文章の温度や印象から伝わる
“心地よさ”は変わりません。
だからこそ、
文章を書くことも大切な接客のひとつ。
目の前にいなくても、
文字を通してお客様に寄り添える。
それが、
信頼を積み重ねる発信の本質です。
あなたの言葉が、
読む人の心を少しでも軽くし、
「この人から学びたい」
「この人にお願いしたい」
そう思ってもらえるような文章を、
これからも育てていきましょう！
読みやすい文章は、
メールから始まります
では実際に、
どんな風に行間を空けて
メールを書いたら良いのでしょうか？
「スマホで見たときに
どう見えるか」
「相手がスッと読めるか」
これを意識するだけで、
印象は驚くほど変わります。
どんなに内容が素晴らしくても、
“文字が詰まっていて
読みにくいメール”は、
最後まで読まれないことが多いのです。
参考資料：
『HSP気質 エネルギー
バウンダリーの使い方』PDF
そんな「読みやすい文章力」を
身につけたい方のために、
参考になる資料をご用意しました。
人の感情を感じすぎるセラピスト・講師が陥る
“燃え尽きスパイラル”を防ぐ
『HSP気質
エネルギーバウンダリーの使い方』
〜人間関係に線を引く、全く新しい解決方法〜
この小冊子は、
携帯（スマホ）で読む人の目線に合わせて、
見やすく、心地よく読めるように
デザインされています。
そして、セラピストや講師に必要な
「エネルギーバウンダリー
（心の境界線）の使い方」
も学べます。
読まれる文章の作り方だけでなく、
“人との関わり方の整え方”
まで学べる、まさに一石二鳥の内容です。
ぜひ下のボタンからダウンロードして、
実際に「読みやすい文章」の感覚を
体感してみてください。
そして、メールを書くときは
ぜひ思い出してください。
それは、お客様対応のためのマナーではなく、
すべての人と心地よく関わるための
“おもてなしの心”です。
お客様だけでなく、
仲間・家族・友人、 誰に対しても、
読みやすく伝わりやすい文章を届けること。
それは、あなたの人柄そのものを表す
“信頼のカタチ”です。
どうか、すべての人に対して
読みやすい文章の送り方ができる人
になってください。
【執筆：三ツ間 ゆきえ】
